2011年11月06日
確率のトリック。
さて、以前mixiには記載した事のある内容なのですが、今回は確率のお話。
ある日、TVゲームを攻略サイトを見ながらやっていた時の事。
インターネットにおける攻略情報において、
「あるアイテムを取れる確率は10%である」
そうだ。
ここで、ふと思いついたのだが、
「この情報が『真』である事を前提として、各回数毎の確率を求めながらやってみよう」
と。
これを数学の問題的に言うと、こんな感じ。
「10個に1個、当たりが入っているくじがある。
外れを引いたら元に戻し、当たりを引くまで引き続ける。
x回引いた時、当たりを引く確率を求めよ。」
外れを引いたら元に戻すので、1回単独で考えた時の当たる確率は10%になる。
さぁ、ここで。
「10回引いたらほぼ確実に引けるんじゃない?」
と思った人、 アナタはギャンブルをしない方がいいです(笑)
実はそう上手くはいかないのが実際でして。
以前、本で読んだ事があるのですが、
「確率における錯覚をおこさせる」
これがギャンブルにおけるディーラーの意図だそうで。
ではやってみましょう。
●1回引いた時の当選確率。
当然10%。なので、外れる確率は90%。
●2回引いた時の当選確率。
2回目単独では、外れくじを元に戻しているので10%。
2回目は、1回目が外れたら引くので、
結果として1回引いた時の外れ確率90%の1/10、すなわち9%が1回引いた時の当選確率に上乗せされる。
だから2回引いた時の当選確率は19%となる。
ちなみに外れ確率は81%
●3回引いた時の当選確率。
3回目単独では、外れくじを元に戻しているので10%。
3回目は、2回目が外れたら引くので、
結果として2回外れた時の外れ確率81%の1/10、すなわちが8.1%が2回引いた時の当選確率に上乗せされる。
だから3回引いた時の当選確率は27.1%となる。ちなみに外れ確率は72.9%
(但し、小数第二位を四捨五入しています)
●以下同様に、10回引いた時の当選確率まで求めてみると、
4回引いた時 当34.4% 外65.6%
5回引いた時 当41.0% 外59.0%
6回引いた時 当46.9% 外53.1%
7回引いた時 当52.2% 外47.8%
8回引いた時 当57.0% 外43.0%
9回引いた時 当61.3% 外38.7%
10回引いた時 当65.2% 外34.8%
というふうになるのです。
「x回目の確率」と「x回引いた時」と使い分けているところが重要です。
なぜなら、くじは引いて外れたら戻すので、
「x回目の確率」つまり各事象単独における確率は常に10%で、収束はしないのです。
x回引いた時、x=∞ならば、当選確率は≒100%にはなりますが、
当選確率99%になるのが、44回引いた時、
当選確率99.9%になるのが、66回引いた時、
当選確率99.99%になるのが、87回引いた時、
となります。
ちなみに私は12回目で一番最初に言ったアイテムを取ったので、
12回引いた時 当71.8% 外28.2%
(11回引いた時 当68.7% 外31.3%)
となります。
これをパチンコで考えてみましょう。
パチンコの当選確率を1/350と仮定する。
パッと見、350回回せば当たりそうに見えるかも知れないですが、
経験者ならお分かりの通り、ハマるときは果てしなくハマります。
350回回して当たりを引く確率は、同様に計算すると67.27%です。
ちなみに1回回して当たりを引く確率は1/350×100=0.29%です。
50%を超えるのが243回、60%を超えるのが321回、70%を超えるのが421回、
80%を超えるのが563回、90%を超えるのが805回、95%を超えるのが1048回、
99%を超えるのが1610回、99.9%を超えるのが2415回
回した時になります。
(Excel使って計算しました。)
忘れてはいけないのは、
各回単独では1/350で、常に一定である、
という事です。
そんな事を考えながら、1年半振り?のTVゲームをやっておりました、とさ。
ある日、TVゲームを攻略サイトを見ながらやっていた時の事。
インターネットにおける攻略情報において、
「あるアイテムを取れる確率は10%である」
そうだ。
ここで、ふと思いついたのだが、
「この情報が『真』である事を前提として、各回数毎の確率を求めながらやってみよう」
と。
これを数学の問題的に言うと、こんな感じ。
「10個に1個、当たりが入っているくじがある。
外れを引いたら元に戻し、当たりを引くまで引き続ける。
x回引いた時、当たりを引く確率を求めよ。」
外れを引いたら元に戻すので、1回単独で考えた時の当たる確率は10%になる。
さぁ、ここで。
「10回引いたらほぼ確実に引けるんじゃない?」
と思った人、 アナタはギャンブルをしない方がいいです(笑)
実はそう上手くはいかないのが実際でして。
以前、本で読んだ事があるのですが、
「確率における錯覚をおこさせる」
これがギャンブルにおけるディーラーの意図だそうで。
ではやってみましょう。
●1回引いた時の当選確率。
当然10%。なので、外れる確率は90%。
●2回引いた時の当選確率。
2回目単独では、外れくじを元に戻しているので10%。
2回目は、1回目が外れたら引くので、
結果として1回引いた時の外れ確率90%の1/10、すなわち9%が1回引いた時の当選確率に上乗せされる。
だから2回引いた時の当選確率は19%となる。
ちなみに外れ確率は81%
●3回引いた時の当選確率。
3回目単独では、外れくじを元に戻しているので10%。
3回目は、2回目が外れたら引くので、
結果として2回外れた時の外れ確率81%の1/10、すなわちが8.1%が2回引いた時の当選確率に上乗せされる。
だから3回引いた時の当選確率は27.1%となる。ちなみに外れ確率は72.9%
(但し、小数第二位を四捨五入しています)
●以下同様に、10回引いた時の当選確率まで求めてみると、
4回引いた時 当34.4% 外65.6%
5回引いた時 当41.0% 外59.0%
6回引いた時 当46.9% 外53.1%
7回引いた時 当52.2% 外47.8%
8回引いた時 当57.0% 外43.0%
9回引いた時 当61.3% 外38.7%
10回引いた時 当65.2% 外34.8%
というふうになるのです。
「x回目の確率」と「x回引いた時」と使い分けているところが重要です。
なぜなら、くじは引いて外れたら戻すので、
「x回目の確率」つまり各事象単独における確率は常に10%で、収束はしないのです。
x回引いた時、x=∞ならば、当選確率は≒100%にはなりますが、
当選確率99%になるのが、44回引いた時、
当選確率99.9%になるのが、66回引いた時、
当選確率99.99%になるのが、87回引いた時、
となります。
ちなみに私は12回目で一番最初に言ったアイテムを取ったので、
12回引いた時 当71.8% 外28.2%
(11回引いた時 当68.7% 外31.3%)
となります。
これをパチンコで考えてみましょう。
パチンコの当選確率を1/350と仮定する。
パッと見、350回回せば当たりそうに見えるかも知れないですが、
経験者ならお分かりの通り、ハマるときは果てしなくハマります。
350回回して当たりを引く確率は、同様に計算すると67.27%です。
ちなみに1回回して当たりを引く確率は1/350×100=0.29%です。
50%を超えるのが243回、60%を超えるのが321回、70%を超えるのが421回、
80%を超えるのが563回、90%を超えるのが805回、95%を超えるのが1048回、
99%を超えるのが1610回、99.9%を超えるのが2415回
回した時になります。
(Excel使って計算しました。)
忘れてはいけないのは、
各回単独では1/350で、常に一定である、
という事です。
そんな事を考えながら、1年半振り?のTVゲームをやっておりました、とさ。
Posted by su96 at 23:48│Comments(0)
│数学