「何の二乗か」を推理する方法。
数学を連投です。化学が専門なのに。
まー書きやすいんです、数学は。マイブームもあって。
今回は「何の二乗か」を推理する方法です。
せいぜい2ケタの二乗までで、3ケタの二乗以上になると非常に大変になるかと思いますが、
使えると、試験の計算問題などに非常に便利だったりします。
例題)
7569は何の二乗であるか。
正直「はぁ?」って感じです。しかし、これを予測する方法があります。
ポイントは、
(1).一の位に注目する事
(2).百の位以上に注目する事
この2つです。
(1).まず一の位に注目します。→
「9」です。
二乗した数の一の位が「9」になるには、一の位の数字が「3」(→3×3=9)か「7」(→7×7=49)のどちらかです。
(2).百の位以上に注目します。→
7500です。
802=6400です。
902=8100です。
なので、80
2<7569<90
2
と言う事が分かります。
したがって、
求める数字の十の位は「8」と言う事が分かります。
これより、
二乗すると7569になる数字は、83か87のどちらかに簡単に絞る事ができます。
ここから先は2つの方法があります。
「一つはテキトーにやる。」もう一つは
「実際に両方を求めてみる。」です。
●テキトーにやる。
7569は、802=6400よりも902=8100に近いから、83じゃなくて87だろ。
●実際に両方を求めてみる。
→以前紹介した「速算術-1[2ケタの二乗を速く解く。]」を使う。
832=6409+480=6889
872=6449+1120=7569
と、言うわけで
正解は87の二乗です。
ちなみに「(1).一の位に注目する」ですが、面白い法則があります。
書き出してみると分かるのですが、
二乗した数字の一の位が同じ数になる一ケタの数字は多くて2つで、しかもその2つを足すと10になります。
1→
1(12=1),9(92=81)→1+9=10
4→
2(22=4),8(82=64)→2+8=10
5→
5のみ(52=25)→5+5=10
6→
4(42=16),6(62=36)→4+6=10
9→
3(32=9),7(72=49)→7+3=10
0→
0のみ
※二乗すると一の位が2,3,7,8になる整数はありません。
そんな感じの手順でやれば、「何の二乗か」を推理する事が可能になってきます。
ちなみに「何の三乗か」を推理する方法もあります。
三乗についても面白い法則がありますので、その際に一緒に紹介しようと思います。
と言うわけで以上です。
【三乗の一の位の法則】
まず、書いた方が分かりやすいので下に書きます。
1
3=
1
2
3=
8
3
3=
27
4
3=
64
5
3=
125
6
3=
216
7
3=
343
8
3=
512
9
3=
729
0
3=
0
注目すべきところを
太字にしてみました。
そう、
三乗した数字の一の位が同じ数になる一ケタの数字は1つしかない、ということです。
これを使って、「何の三乗か」を推理していくのです。
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