速算術-1[2ケタの二乗を速く解く。]
という訳で、
「イキナリかい!」
って感じですが、役に立つかもしれないウンチクです。
内容はタイトルにある通り、
「2ケタの二乗の計算を速く解く」
そんな事です。
一時期、「インド式速算術」にハマっていたときがありまして。
その時、「コレはカナリ使える!!」と思ったものが幾つかあったのですが、
そのうちの一つが「2ケタの二乗の計算を速く解く方法」。
例えば、58
2、すなわち58×58を計算する時、通常は、
58
×58
--------
464
290
--------
3364
こんな感じで、1段目に58×8を書いて、2段目に58×50を書いて、解いて行く訳ですが、
いかんせん、足し算が多くて計算ミスの可能性はあるわ、それよりもめんどくさいわ、
そんな感じで、何ともいいイメージがありません。
2ケタ×2ケタ以上のかけ算は嫌われ者です。
そんな、「2ケタの二乗の計算」の煩わしさを解消する方法がコチラ。
582=2564+800=3364
何したの?って感じですが。
(1).
52と82、すなわち25と64をそのまま横に並べる。→2564
※ただし、1の位の二乗が1ケタだったら、数字の前に「0」をつけてやります。
4だったら「04」って言う風に。
(2).
2×5×8をして、それを10倍する。→800
(3).
(1)+(2)をする。→2564+800=3364
このやり方は、10〜99まで全ての2ケタで使えます。
慣れれば、暗算でも2ケタの二乗を計算出来るようになります。
是非、機会があったらおためしあれ。
【証明編】
中学の時に数学で習った、
(a+b)
2=a
2+2ab+b
2
このやり方は正にアレの応用なのです。
2ケタの数は、10の位の数字をa、1の位の数字をbとすると、
「10a+b」と表す事が出来ます。
これを二乗すると、
(10a+b)
2=100a
2+20ab+b
2
となります。
整理して書くと、
100a
2+b
2+20ab
となります。
さて、ここで、だ。
100a
2の一番小さい数字は3ケタです。→100×1
2=100
対して、b
2の一番大きい数字は2ケタで、3ケタになる事はないのです。→9
2=81
なので、b
2は繰り上がっても、100a
2には影響を及ぼしません。
だから、a
2とb
2をそのまま横に並べる事が出来ます。
ただし、二乗が1ケタだったら(例えば3
2=9)、前に「0」を入れてやります。
例)73
2=
4909+420=5329
これで、100a
2+b
2は終わりです。
→(1)
あとは、20abを計算して、
→(2)
それを足してやるだけです。
→(3)
20abって書くと、難しい感じがするので、
aかbのどちらか、計算が楽になる方を2倍して、もう一方を掛ける。
そして、それを10倍する。
これで完了です。
楽でしょ?
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